会社の昼休みは、昼食をさっさと済ませて、特に用事がなければ徒歩5分くらいのところにある図書館に行く。
ここで日々読んでいるのが江戸川乱歩の「少年探偵シリーズ」。
僕は小学校低学年のときこのシリーズが大好きで、夢中で読んでいた。
これがきっかけで推理小説が好きになって、小学校高学年になってコナン・ドイルを読んだり、中学生になってアガサ・クリスティを読んだりした。
そんな「少年探偵シリーズ」をなんで今さら読んでいるかというと、最初は「懐かしいなー」と手にしただけだったんだけど、何度か読んでいるうちに、午後の仕事の効率が上がるような気がしたから。
脳がリフレッシュされるというのかな。気分転換というか。
そんなこんなで、4月からの4ヶ月で読んだ乱歩の本は17冊。
1冊をだいたい30分×2回くらいで読み終わるので、 34回通ったということか。
まだあと30冊あるので、年内くらいは楽しめるかな。

以下、読んだ本メモ。

---

1 怪人二十面相...基本
2 少年探偵団...童心に帰る
3 妖怪博士...実は二十面相
4 大金塊...前半で唯一、黒幕が二十面相じゃない本。すごいワクワクして、面白かった。
5 青銅の魔人...実は二十面(略 2
6 地底の魔術王...実は二十(略 3
7 透明怪人...実は二(略 4
8 怪奇四十面相...実は(略 5
9 宇宙怪人...実(略 6

・・ここで飽きてきた。
5〜9あたりは特にひどくて、毎回トリックがこの4つの組み合わせばっかり。
・変装だった(だいたい仲間の偉い人or被害者本人が二十面相)
・風船だった(変な生き物とか)
・腹話術だった(不思議な現象とか)
・目撃者が二十面相の部下だった(これが一番ひどい・・)
宇宙怪人のUFOは、鳩がボール紙で作った円盤を足に付けてたとか・・もうアホかと。笑

なので、こんどは最後の方から読むことにした。
27巻以降は、子供向けの内容じゃなくなっていて、殺人とかも起きるのだ。スリリング!
(ただし27巻以降はゴーストライターによる乱歩作品のリライト)

46 三角館の恐怖...遺産相続を巡る殺人事件の話
45 時計塔の秘密...九州の洋館を舞台に隠された財宝を巡ってどうのこうの
44 人間豹...豹みたいな人間が出てくる。明智の奥さんがさらわれたりする。
43 幽鬼の塔...これも面白かった!単なる残酷じゃなくて、狂った感じがいい。
42 蜘蛛男...こちらは快楽殺人者の蜘蛛男。残酷すぎて引いた。
41 一寸法師...まあ面白かったけど、ラストが不条理すぎてびっくりした。(AがBを殴り殺したと思っていたら、実はBを最後に殺したのは一寸法師でした...で、Aとその家族大喜び。Bかわいそう。。みたいな)
40 恐怖の魔人王...これまた快楽殺人者の魔人王とその部下ゴリラ人間。魔人王は実は身内という設定。途中から書き方が露骨で面白くなかったけど。。
39 死の十字路...珍しく犯罪者側の視点から書かれている。青年社長と恋人が、正当防衛で殺してしまった女の死体を処分するために知恵を絞る。そして明智小五郎と悪の探偵・南がその事件を巡って対決!

以上。
それにしても「三つ子の魂百まで」って言うけど、こんな5-6歳の頃に読んでた本がいまだに楽しく読めてしまうって、ある意味すごいと思った。

感動する脳 /茂木健一郎

感動する脳 /茂木健一郎

2007年に出た本の文庫版。
茂木さんの本は2冊目かな。前に読んだのは「芸術の神様が降りてくる瞬間」。あれはいい本だった。

この「感動する脳」は、4ページづつくらいのコラム形式で書かれた、エッセイ集。
読んだ感じとしては自己啓発的なニュアンスが強くて、「こういう風に考えましょう」的なことが、脳の仕組みをフックにして提案されている。

感想は・・あんまりないんだよなあ。
どうも脳が感動しなかったらしい。。笑
茂木さん、ごめんなさい!

ポンペイ展@横浜美術館

5月頃だけど、ポンペイ展に行ってきた。

ポンペイというのはイタリアの都市で、約2000年前に、火山の大噴火によって1日で火山灰に埋もれてしまい、それから1700年もそのままにされたという遺跡です。
その貴重な出土品を一挙に展示して、当時の文化や生活を知ることができるのが、このポンペイ展。

ちなみにストリートビューでもちょっとだけ観光できます。笑

大きな地図で見る

印象に残ってるのは、
・火山灰から逃げ遅れた奴隷の型
・風呂
・タイル画
・グラス等の食器類
かな。

奴隷というのは、足に鎖か何かをつけられている人がいて、そのまま火山灰に埋まってしまい、人の形に空洞ができてしまったと。そこに石膏を流し込んで、人型にしたものが展示されていた。
本当に埋まっていたんだなあ。。と妙に生々しい気持ちに。

当時上下水道を完備していて、公衆浴場もたくさんあったらしいんだけど、お金持ちの家にはマイ風呂があり、その設備の充実っぷりに感動した。蛇口をひねるとお湯が出るとか、床暖房もあったとか。ちなみにその頃、日本は弥生時代。地域によってものすごい文明格差があったのだなーと、常識を覆される快感が。

タイル画は犬の床絵が有名だけどそれは無くて、いるかの絵があった。なんか愛嬌があったので印象に残っている。

食器類も普通にガラスのコップとかあって、日本は貝とかで飾った土器を使っていたのに・・と、改めて文明度の違いを感じた。展示されているものも、ビンテージとかで売られていてもおかしくないような水準のもので。他にもいろんな器やら像やらがあった。

そんなこんなで楽しかったポンペイ展。
横浜美術館は初めて行ったけど素敵な美術館だったので、また行きたい。

オルセー展、観てきた。
覚悟はしていたけど、ひどく混んでて疲れた。まあ日曜の午後だったし、しょうがないね。。

第1章 1886年-最後の印象派
第2章 スーラと新印象主義
第3章 セザンヌとセザンヌ主義
第4章 トゥールーズ=ロートレック
第5章 ゴッホとゴーギャン
第6章 ポン=タヴェン派
第7章 ナビ派
第8章 内面への眼差し
第9章 アンリ・ルソー
第10章 装飾の勝利

前半はモネ、セザンヌ、ロートレック、ゴッホ、ゴーギャン・・とすばらしい作家の作品が目白押し。
中でもモネ!なんとも言えぬ空気感に感動した。印象派もいいなあ。。
そっからセザンヌを通過して、ゴッホ。
「星降る夜」の前は、展覧会中最大の大渋滞。ゴッホ人気の高さを思わせた。
星の光とガス灯の光を別々に表現したかったという作品は、夜空の真ん中に北斗七星が描かれて、ロマンチックな情景。ほとんど紺と黄色だけで描かれているのに、奥行きがあって単純さを感じない、すごい作品だと思った。
秋にはゴッホ展もあるし、楽しみ。(帰りに前売りを買ってきた)

で、後半はつかれて流し気味に観てしまった。。

あと「点描」という技法を使った作品がたくさんあって、それらをよく見ると、今ディスプレイに使われている「ピクセル」という考え方にとても近い。
それから、画家は画面内での視点の移動やバランスを計算して構図を作っているらしいんだけど、それもWEB制作で言うところの「アイトラッキング」の元祖みたいなものだろう。
そう考えると、今仕事で使ってる技術や考え方も、案外本質は昔からあるんだなーと思って、面白かった。

国立西洋美術館にモネの常設展示室があるらしいので、今度いってみる。

アイデアのヒント

アイデアのヒント

こないだ読んだ「アイデアのつくり方」を下敷きに、より具体的な取り組み方や突っ込んだ考え方にも言及した本。
例も多くて、わかりやすかった。
例えばベーコンに関する企画を考えたエピソードでは、
「そもそもベーコンて何ですか?」
「どんな豚を使うんですか?」
「豚によってベーコンの質のよしあしが違ってくるものですか?」
「それはなぜですか?」
・・・という調子で質問だけが6ページ以上も続いていて、圧巻だった。
そのくらい、考える対象にいろいろな角度から興味を持って調べないといけないという好例。
「アイデアのつくり方」の方は、薄さ故にそんな見せ方はしていなかったし、こういうとこはこの本ならではの箇所だったと思う。
でもまあ、どっちかと言ったら「アイデアのつくり方」の方がストレートで濃い内容だったかな。どちらか読むなら、あっちがおすすめ。

アイデアのつくり方

| コメント(0)

アイデアのつくり方

アメリカの元コピーライター、ジェームス W.ヤング氏の本。初版が1965年という歴史のある名著。
とても薄く、本文は5〜60ページくらいしかない。
アイデアとは才能ある人のみが突然ひらめくようなものでなく、『フォードの自動車を組み立てるように』決まったプロセスを踏むことで、誰でも生み出せるものだ、という考えのもとに書かれている。

そのプロセスとは
1. 資料収集(特定の問題解決のための資料と一般的知識)
2. 資料の分析
3. 思考の休暇
4. アイディアの誕生!
5. アイディアを具体化し現実に則したものに置き換える
というようなもの。

いったん忘れるっていうのは、すごく重要な気がする。

僕は、案出しで苦労する時は、バイクに乗るってみることにしている。
何かの本に書いてあったけど、運転中というのは気持ちが緊張とリラックスの間を行ったり来たりして、頭が回転するらしい。一人になれるし。

しかしアイディアに関する本というのはたくさんあり、家にも数冊ある。
これを機に、未読だったアイディア関連本をまとめて読んでみようかな。

ロシア構成主義のまなざし展よかった!グラフィックのボリュームがちと物足りな いが。庭園にも癒されつつ。

先週の月曜、庭園美術館に「ロシア構成主義のまなざし」展を観に行った。
「ロシア構成主義」というのがそもそもよくわからないんだけど、wikiによると、1910年代〜1930年代に起きた芸術運動である「ロシア・アヴァンギャルド」に内包される運動の一つらしい。
バウハウス運動と同時代なのも興味深い。

構成主義っぽいデザインや絵画(カンディンスキーとか)は好きなので、けっこう期待して行った。

展覧会はアレクサンドル・ロトチェンコというロシア構成主義を代表する作家と、その妻であるバーバラ・ステパーノヴァの作品を展示していた。
表現手法も多様で、線や点を使ったペインティング、宣伝等のグラフィックデザイン、写真、立体物と様々な展示があった。

ペインティングはキュビズムの影響を受けているらしく、そこからどんどん単純化されていって、ついに単色のべた塗りになってしまうなど、表現の変化の過程が見られて面白かった。
今まで、キュビズムってその後どこに行ったんだろう・・と疑問に思っていたけど、一部ではこのように進化していたのだな。

グラフィックデザインは一番興味を持っていたところだが、すばらしい作品がいくつかあった。
192X年でこのデザインとは、かなり時代の先を行っていたのではないかと思う。
構図はシンメトリーなものが多く、強い印象を受ける。
内容は国営デパートとか、航空機の株券を買え、とか、やはり国や軍のプロパガンダとしてデザインが利用されていたことがうかがえた。

写真と立体については割愛。
観終わったら庭園も散歩できるのでおすすめです。6/20(日)まで!

jibunshigoto.jpg

自分の仕事をつくる

読了。
4年前に一度読んだんだけど、内容を全く覚えてなくて、逆に不思議になって再読した。

肩書きを「働き方研究家」としているだけあって、いろいろな仕事人のワークスタイルや考え方の事例は絶えない。
ここまで多種の業種で、仕事のやり方を研究した例は、少ないのではないかと思う。NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」の先駆けみたいなものだ。

ただ、惜しいのは、研究の結果として知識が豊富なだけに、大切な言葉も「引用」として語られてしまうこと。裏付けとしての研究はいいけど、肝心なところは自分の言葉で言い切ってほしかったな、と思う節があった。まあそんな考え方が即物的すぎるのかもしれないけども。

でもWEB業界なんてのは一般論として、ユーザーの顔が見づらいとか、制作物の実体がないから空しいとか言われがちだけど、だからこそ、どこに軸を置くかというのはちゃんと定めないと、仕事に喜びを見つけられなくなってしまいがち。
「技術としてできるから」とかじゃなくて、常に自分の仕事の意味を真正面に捉えて、精進できるといいなと思う。

2010020900.jpg

モーリス・ユトリロ展 −パリを愛した孤独な画家−

ユトリロ展に行ってきた。
作家の名前くらいしか知らなかったが、エコール・ド・パリ期の作家ということで楽しみにして行った。

作品は街の空気感も伝わるような雰囲気があって、ハッとさせられることもしばしばだった。
でもその後ろにあるユトリロの人生が、どうしても気になってしまう展覧会だった。

ユトリロはパリの町並みや近郊の風景画を描いた画家。
17歳にしてアルコール中毒となって入院し、そのリハビリとして絵筆を取ることになったらしい。
その性格や資質に負う所もあってか、生涯を通じて自由を得られず、囲いの中で作品を制作した。(パリの絵はがきをベースに構図を作っていたらしい)
最初は精神病院などの格子の中で、次に母と継父に管理されて、母の亡き後も妻に管理されて。
自由に街を歩くこともできなかったユトリロが、風景画ばかりを描き続けた心情はどんなものだったのだろうか、と思うと、やるせない。

下記のページが、ユトリロの生涯についてサッと紹介してくれていて、参考になった。
美の巨人たち「モーリス・ユトリロ」

CSR 企業価値をどう高めるか

(twitterにポストするプラグインのテスト)
CSRのお勉強もせな、ということで読んでみた。
第4章の「CSRを担う人々」が面白かったかな。ドキュメンタリータッチで。
今だと取引先の方とCSRの話を互角にできる気がしないので、引き続きもうちょっと勉強しよう。
あと略語(?)がピンとこないな。SRIとかSCMとかGRIとか・・


目次などはこちら。

最近のコメント

アイテム

  • jibunshigoto.jpg
  • 2010020900.jpg
  • img01-1.jpg
  • img01.jpg
  • paco.jpg
  • orion.jpg
  • venis.jpg
  • repant.jpg
  • panton.jpg
  • kaze209.jpg

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。