
東京JAZZ 2007
土曜の昼と夜、両方行ってきた。開演から終了まで11時間半。
前半と後半の間に3時間空きがあったとはいえ、長かった・・。
【昼】TOKYO JAZZ 2007 meets BLUE NOTE TOKYO
・KEIKO MATSUI BAND
初めて聴いたけど(言ったら今日の人はだいたいそうだけど)、良かった。(が、実はいちばん最初の人だったのであんまり覚えてない)
やっぱりピアノは当たり外れがないというか、安心して聴けるなあ。
以前ブルーノートで観た、ヒュー・マセケラ(tp)ともコラボレートをしたとかMCで言っていたので、それをぜひ聴いてみたい。
・Lee Ritenour Band feat.Bill Evans
ビル・エヴァンスといっても、こちらはサックスのビル・エヴァンスさん。(ピアノの方が出て来たら幽霊)
リー・リトナーさん(g)の演奏は、個人的に聴きやすくて良かった。あんまりギターのエレキ感とかもなくて。あと演奏してる様子が楽しそうで、素敵だった。
ドラム/パーカッションの人がいちばん盛り上げてたなあ。座って叩く箱みたいなヤツで。
それに対抗してキーボードの女の人がマラカスでソロを取ってたんだけど、明らかに寒かった。笑
あげくにその女の人は歌まで歌い始めて、カラオケじゃないんだから、と(以下自粛)
サックスのビル・エヴァンスさんはテナーとソプラノを吹いてた。演奏がこれまた好みで、ファンキーすぎず、程よく適当感もあって良かった。
・Bob James Band feat. Dave McMurray & DJ Rob Swift
ピアノのボブ・ジェームスさんを中心に、サックスのデイヴさんと有名DJのロブ・スウィフトさんが競演。
ボブ・ジェームスさんのピアノは、あんまり印象に残ってない。いや、悪かったとかじゃないんだけども。やはりプロデューサー的な色が強い人なのかな?話し方とかも物静かな感じ。
サックスのデイヴさんはとても力強くファンキー。フルートを小脇に挟んでサックスを吹くのが余裕でかっこよかった。
そしてDJ ロブ・スウィフトさん。Hip Hopが好きだった頃に名前は聴いたことある。確か有名DJグループの中心人物だったような。あ、そうそうこの人。
スクラッチはたしかに凄かったんだけど、いかんせん国際フォーラムのあの距離では、ちょっと辛いものがあったかな・・。あと客層的にも合ってなかった気がする。
更に言うなら、希代の音楽家が前後に連なってる中で、ターンテーブルの楽器としての表現力は物足りなかったかな。盛り上がったのは背中でスクラッチとか、大道芸的なことだけで。あとはシーン、みたいな感じだった。ま、でも面白くはあった。こういう組み合わせは初めて聴いたしね。
・Eric Benet with Michael Paulo Band
サックスのマイケル・パウロさんは、ハワイ産まれの方らしい。アローハと言ってたし。
エロ系のねっとり演奏で、動きが大げさなくらいで、ちょっと面白かった。演奏してないときムチャクチャ激しく踊ってるし。笑
そして懐かしのエリック・ベネイさん。デビュー版「True To Myself」(1996)や、「A Day In The Life」(1999)なんかはよく聴いたねえ。こんなところで再会するとは・・。
演奏の方は、歌、メチャうま。CD以上でちょっと感動した。歌い出しの掠れっぷりとかが非常に切ない。あと裏声がきれいすぎて泣きそうになった。ヒット曲「Georgy Porgy」もやったよ。コーラスの女性もすごく上手くて、リー・リトナーさんのとこのキーボード奏者とは格の違いを見せつけた。
なんだよ、こんなに書いたのにまだ半分か・・
【夜】MASTER'S SESSION
・Benny Golson Quartet
来たねー、ベニー・ゴルソンさん。78歳。笑
僕の大好きなクリフォード・ブラウンさんやアート・ブレイキーさんと競演してきた、まさに生きる伝説の1人。前に観た映画「ターミナル」で、主人公が会いに行くサックスプレイヤーの役で出てたので、観たことある人も多いんじゃないかな。
選曲が泣かせるね。いろいろなエピソードを元に曲につなげていて、歴史を感じさせた。(例えばクリフォード・ブラウンさんの話をして「I Remember Clifford」や、コルトレーンさんの話をして「Mr. P.C.」とか)ほとんど知ってる曲でした、さすがに。
演奏の方は・・出だしちょっと「ん?」て感じはしたけど、中盤から音の出も良くなってた気がした。やたらネックストラップを直したりしてたなあ。緊張でもしてたのかしら?
全体には78歳という年齢を感じさせない、いいステージだったと思う。この日、一日の中で一番スタンダードっぽいステージだったし、満足。聴けてよかった。
・Mike Stern Band feat. Makoto Ozone
ギタリスト、マイク・スターンさんに小曽根真さんがフィーチャーされたバンド。
実はあまりエレキっぽさを前面に出した演奏がやや興味が無く・・。半分くらい寝てしまった。さすがに聴き疲れてきちゃって。
マイク・スターンさんの演奏は、すごく楽しそうでよかった。無邪気というか、子どもみたいな感じがした。ピュアっつーかね。
カッティングとメロディのどっちもかっこ良かったなあ。研とか好きそうだったな。
・Special Session
トランペットのランディ・ブレッカーさん、そこにサックスのボブ・ミンツァーさん、さっきのマイク・スターンさん、さらに矢野顕子トリオで何度か観たことがあるアンソニー・ジャクソンさんらが参加してのセッション。トランペットはこの日ここだけだったので、聴けてよかった。なんか物足りないと思ってたんだよねー。
このセッションも、良かったな。なんだろう、あったかい感じがした。こういうフェスっぽい場ならではなのかもしれないけど、和気あいあいというか、いい感じにゆるいというか。
ということで・・長い一日だった。
一日で1時間前後のステージを7つ観たわけで、すごく幸せ。
1Fはやや空席が目立った気がした。ちょっとメンツがフュージョン寄りっぽすぎる気がしたんだけど、そのせいじゃないかと思った。ベニー・ゴルソンさんの参加もけっこう後になって決まったしね。(なのでパンフレットには載ってない)
去年僕が行ったステージの、マーカスミラー!チックコリア+上原ひろみ!ハンクジョーンズ+ナベサダ!(東京JAZZ 2006の日記)というインパクトに比べると、やや弱まってる気もする。
来年は出る人見てから決めようかな・・。でもそうすると席が後ろの方になっちゃうのが、ちょっとね。難しいとこだ。