
シャネルによるアートプロジェクトを観に行った。
行くまで全然知らんかったのだけど、これの特徴は
・移動式のパビリオンで、香港、東京、NY、ロンドン、モスクワ、パリを巡回
・パビリオンのデザインはザハ・ハディド(ALESSIでもCrevasseをデザインしている)
・パビリオン内では15組のアーティストの作品が展示されている
・パビリオン内では各個人が装着したヘッドホンステレオの音声に従って移動する
というようなもの。
基本的にはアート展なのだけど、ヘッドホンの音声に従って歩いたり、階段を上ったりするあたりはアトラクション的な感じもあった。メディアをうまく使った、新しい試みなのではないかと。
去年観た「グレゴリー・コルベール展」なんかはROLEXが全ての作品を買い取ってスポンサーになっていたけども、プロジェクトとしてのイニシアチブはアーティストにあるように感じた。
ましてMOTでやってたカルティエ財団展なんかは普通のアート展だったし。
という風に考えると、ブランドがアーティストにコミッションワークをさせて、それをぶら下げて巡回展をやるっていうのは、これまた新しい試みと言える。
しかもタダで見せるってのがなんともかっこいい。
とまあ他と比べるまでもなく、なんか新鮮さというか、ちょっと感動があった。
でも作品によるものではなくて(作品も良かったけど)、この新しい仕組みを体感していることと、この仕掛けに満ちた詩的な空気に感動したのだと思う。ストーリー性というか世界観というか。
そういうのがあるアート展て、あんまりないからね。
作品は水面に映った家を眺めるやつがとても良かった。
束芋の穴のやつも良かったな。それと最後にオノヨーコさんのwish treeがあって、驚いた。
あとはまあ、いろいろ。
面積とか考えたらカルティエ財団展の方が全然広いし、作品のクオリティも高かったかもしれない、と思う。
でもアートを使って、観客にある体験を提供するっていう仕組みを考えたことは、素晴らしいと思った。
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