
ルオーさんの作品は、世田谷美術館の企画展や、おそらく他の企画展でも観たことがあるものの、きちっと向き合ったのは初めて。
これが力強くて、夢中で観た。こんなに最初から最後まで圧倒されっぱなし、引き込まれっぱなしの展覧会というのも珍しい。
初期の作品では厚く塗った絵の具を後から削り取ることによって出る質感が美しく、後期の作品ではひたすら厚塗りすることによるものすごい盛り上がりと、宇宙すら思わせる色彩が印象的だった。大げさじゃなくて、絵に近づいたとき本当に「宇宙」と思ってしまった。
あとはキリストの復活をテーマにした連作「受難」などにみられるような宗教的なひたむきさ、力強さも印象に残っている。
図録も迷わず買ったのだけど、残念ながらあまり良さが出ていないと思った。もちろん仕方ないにしても、一点一点の作品の写真が小さすぎるように思った。
幸い、この展覧会は巡回展ではなくて、出光美術館のコレクション展なので、また何年かすれば観られるのだろう。ルオーさんの作品は、また機会があれば観るようにしていこうと思う。
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