2008年10月アーカイブ

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バーボン・ストリート・ブルース / 高田渡

高田渡さんのエッセイ集。
2001年に発行されて、その後絶版になってamazonとかでプレミア価格になっていたところに、文庫版が発売されたのですぐに買った。
高田渡さんはよく「伝説的フォークシンガー」と称される歌手で、2005年に亡くなっている。僕が大好きな弦楽器奏者、高田漣さんのお父さんでもある。
今年の1月に高田渡さんの存在を知ってから、渡さんのDVDを観たり、映画を観に行ったりして、その流れで本もさっくり読んだ。
今年は高田渡元年だったなあ・・。でも肝心のCDは2枚くらいしか聴いてないという。笑

前半は貧しかった幼少期から、歌手の道へ進んで、自分のスタイルを確立するまでを書いてある、自伝的なパート。
後半は、友達やお酒や旅のおもしろ話など、まさにエッセイという感じ。
高田渡さんて、飄々としているし、言うことも面白いし、なんか明るいキャラクターをイメージしてしまうんだけど、本を読むと、意外にも真面目かつちょっと暗めの人なんだなーと思った。まあ確かに明るい人はマリー・ローランサンの「鎮静剤」に曲をつけたりはしない訳だが。
映画好き、写真好き(撮る方)といった意外な一面も知ることができた。
あと漣くんは別れた奥さんとの間にできた子だったとか。それも知らなかった。

笑えたのは、あとがきでスズキコージさんが披露してくれているエピソード。
吉祥寺中道商店街のドブに頭を入れ、多分酒のせいで吐いていると、後ろから優しく背をさすってくれる人に、「どなたか存じませんが、ありがとうございます」と言うと、「お父さん、息子の漣です」
その遣り取り、目に浮かぶようだ。笑

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Forecast: Tomorrow / Weather Report

Weather Reportのボックスセットを買った。
CD3枚、DVD1枚が入っていて、CDはライブ音源と未発表曲、DVDは1978年のライブを収録したもの。
目当てだったDVDが、期待通り相当良かった。
ウェザーの黄金期、ジョー、ウェイン、ジャコ、ピーター・アースキンの4人による演奏。「Mr. Gone」を出した後くらいかな。こないだ見たモントルーのDVD(この2年前)と比べると、ドラムが入れ替わってパーカッションが居なくなっているから、よりストレートなフュージョンぽいサウンドになっていた。
ウェザーのDVDで楽しいのは、個々のプレイのレベルの高さはもちろん、バンドの一体感がわかりやすいこと。ジョーの目での合図とか、動き回るジャコとか、直立不動でチラチラ横を見るウェインとか・・。微妙な力関係の上にウェザーっぽいサウンドが成り立っているから、それが視覚的にわかると、引き込まれてしまう。
ウェザー、知れば知るほど不思議なバンドだなあ・・。

CDの方では、菊地成孔さんがペペで演奏している「プラザ・レアル」の原曲を偶然発見して笑った。ウェザーの曲だったとは知らなかった。これは、圧倒的に菊地さんの演奏の方が好きな感じだったけど。(というか印象が別物だから比べるのも変だが)

後でみたら、YouTubeにあらかた上がってるみたい。笑
※もしYouTubeのを再生するなら、ノートPCとかの内蔵スピーカーじゃなくて、何でも良いから外付けのスピーカーかヘッドホン/イヤホンで聴いた方がいいかも。家のノートだとジャコのベースがほとんど聴こえなかったので。

↓"Black Market"

↓"Young and fine"

↓"River People"

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mirai garou

六本木のギャラリーバー「mirai garou」(※本当は漢字表記)で始まった「VISITOR BY TOM TOR」を観た。
TOM TORさんは、去年のTDWのコンテナ展で注目を集めたクリエイティブ集団「My Eskimo Friend」の中心人物なのだとか。

作品は、地図の手法で、歴史上の有名人のポートレートを再構築した、というような感じ。
ボブ・マーリィ、ジョン・レノン、マイルス・デイビス、ガンジー、ニクソン大統領・・などなど、20弱くらいあったかな。
あと他にもインスタレーション的なものとか。
面白かったけど、人が多かったからゆっくり観れなかった。こんど空いてそうな時間にまた行こう。

他の写真はこのへんにあります。

白 / 原研哉

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原研哉さんのギャラリートークが面白かったので買ってみた。
「白」と言うだけあって、表紙やカバー、帯、見返し、観音開きになっている写真ページなど7種類の白い紙を使っていて、本自体が贅沢な作りだった。

内容は一部こないだのギャラリートークと被っていた。図とかも、ギャラリートークのときによくできてるなーと思っていたら、この本からの引用で、ちょっと納得。
残念なのはボリュームが少ないことで、本自体は分厚いんだけど、英語版も入ってたりして、ページ数で言うと読むのが80ページくらいしかない。だから2時間かからないで読めてしまった。(大筋の内容を知ってたというのもあるかもしれないが)

まあ、内容が悪い訳では全然ないし、ギャラリートークに行かなかった後輩にも読ませたいからいいんだけど。
この本がエンプティネスを体現してる、とかそんなオチだったりして。笑

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1月にブルーノ・ムナーリ展を観に行ってから気になっていた「ZIZI」を購入。
かわいい。。

こいつはウレタンの体の中に、針金の骨が入っていて、手と足、尻尾を曲げて、好きなポーズをとらせることができる。
まあ、よくある仕組みのおもちゃなんだけど、それの元祖ということになる。
デザインされたのは、なんと1954年。当時の最新素材を組み合わせて作られ、イタリアの第一回コンパッソドーロ賞(プロダクトデザインに贈られる、権威ある賞)を獲得したのだそうな。

まあそれはさておき、かわいい。。
パッケージもかわいい。。

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犬の記憶 終章 (河出文庫)

6月に行った森山大道展をきっかけに買った本。1997年頃にアサヒグラフ誌に連載されたものだそうな。最近やっと読み終わった。
特に森山大道さんに興味を持っているわけでもないんだけど。最近、どうも自伝的な本を手に取りやすい。人生に迷ってるのかな。笑

パリ、大阪、神戸、新宿、横須賀・・と森山さんと写真の漂泊を追った章立て。
僕は広告的なものならまだしも、アート的な写真の善し悪しがピンときづらくて、森山さんの写真もすごくいいとか、いまいちとか、それ以前の「・・・」ということが多い。(たまに、すごくいいと思う写真もあるけど)
でも森山さんの本に書かれている言葉とか、若い頃の話から想像できる人間像には、共感を覚えた。
フリーランスになりたての、まだ食うや食わずやの頃に結婚して、毎日売り込み用の写真を撮りに出かける不安感はどれほどだったろう、と思う。
僕も20代半ばに家でゴロゴロしながらサイトを作っていた時期があったので、なんかちょっと重なって、切ない気分になってしまった。

あと、森山さんが写真家なせいか、あるいはところどころに挿入されているモノクロ写真のせいか、文章からやけにリアルな映像や空気感が伝わってくるように感じた。
この空気感を忘れないうちに、MOTでやってる展示を観に行きたい。そしたら、いつもより何か感じられるかもしれない。

それにしても、ここのところ読書の神が降りてきてる・・。さすが秋。

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細谷巖のデザインロード69

広告制作会社 ライトパブリシティの社長、細谷巖さんの著書を読んだ。
細谷さんは1935年生まれで、日本のグラフィックデザイン創成期から第一線で活躍されている方。広告をメインとしたデザイナーだけど、身近でわかりやすい一例としては、「カロリーメイト」のロゴを作った人。

人間らしく適度にゆるい感じだけど、とてもプロ意識の高い人、という印象を受けた。
デザイナーの著書の多くは、多分40〜50歳くらいに書かれているのではないかと思うけど、この文章は70歳近くになって書かれているわけで、さすがに含蓄がある。
加えて、独立系のグラフィックデザイナーと違って、企業の社長としても長い経験がある方なので、より社会的な感覚を持っていることを感じた。

多少前後しつつも、20歳までの時代、ライトでの新入り時代、ライトでの活躍時代、デザイン概論みたいな章立てになっているのかな。
中でもやはり、ライトに入ってから日宣美賞を2年連続で取るあたりのくだりが、印象的だった。
いろいろなエピソードから感じられる、日本のグラフィックデザイン界事情も興味深かった。(田中一光さんホモ説とか・・笑)

以下、最後の方にあった一節。
こういうことを70歳近くなってから言える感性の柔らかさが、素晴らしいと思う。

デザインすることは、まずやさしくないとだめだと思うんです。やさしさ。それとわかりやすさ。それから、美しくないといけない。(中略)
デザインというのは、ぼくの場合は広告ですが、正確に言えば「愛する人のために」広告のデザインをしているということ。

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こないだスタルク編をやったときに、同じデザイナーの作品がバーッと並ぶのが楽しかったので、自慰的ではあるけど主要デザイナー全部をやることにした。
で、2回目はエットレ・ソットサスwiki)。

もちろん彼は建築家であり(ALESSIで作品を提供している多くのデザイナーがそうだけど)、インダストリアルデザイナーであり、別にお皿とかばっかり作っていたわけではないというのは、先に言っておきたい。
なんかこのだけ写真見ると、イメージが偏りそうだなーと思って。

ALESSIにおける彼の作品は、カラフルでポップなものもありつつ、上質でプレーンなものが多い印象があるかな。
プレート、カップとかのシリーズは、ボーンチャイナで復刻されていて、とてもきれいだし。
酢とオリーブオイルを入れるコンディメントセットも、モダンとは何か、ということを体現しているようで、いつ見てもすばらしい。
いかん・・好きだからついほめちぎってしまう・・。

他にも、バー系のカクテルシェイカー、ワインクーラーといった物にも傑作があるんだけど、あいにく飲まないから、家にはない。

僕はソットサスの食器とかを使いながら生活していると、ときどき何かを教わっているような気持ちになる。
そんな道具って滅多にないからね。やっぱりソットサスはすごいなーと思う。

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gggで原研哉さんの展示が始まり、原さんによるギャラリートークもあったので予約して行ってきた。

原さんはグラフィック、プロダクトデザイナーで、無印良品の広告戦略を担当している方。
僕は前に原さんの著書である、デザインのデザインを読んだことがあるけど、今回は新しい著書「白」の出版に合わせた個展だったみたい。

まずgggに行って、展示をチェック。
展示コンセプトからか、スペースをとても贅沢に使っていて、1Fは焼酎のボトル、香水のボトル、雑誌の表紙が30枚くらい、モニタが3個、ポスターが4枚といったところか。地下はもっと贅沢で、水滴が流しそうめんみたいに樋を伝って落ちたり、パチンコみたいに障害物に跳ね返りながら落ちたり、という装置が3つ。まあ無料だし、展示のボリュームに関して文句を言うつもりはないけど。
地下の展示は、水滴がダイヤモンドのようにきれいだった。以前SENSEWARE展で展示していたものかな?(行ってないけどw)
1階の展示は、まあ・・みたいな。ボトルは綺麗だった。これ。ケンゾーの香水、いい匂いだったな。こんどはあれにしようか。

ギャラリートークは、アップルストアにて。
これがとても面白く、集中して聞くことができた。

覚えてる範囲でかいつまんで書くと(自分用)

・人間が誕生したときに、二足歩行により両手が空いて、2つの行動があった。一つはこん棒を持つこと(主張)、もう一つは両手で器をつくること(受容)だ。これまで、こん棒系のコミュニケーションばかりが目立ってきたが、本来器系のスキルが、コミュニケーションにおいては重要だ。つまり、メッセージをどう受けるか。
・古来、日本人は自然信仰による多神教を崇拝していて、いろいろなものに神が宿っていて、そこら中に神がいた。それを迎えるために作ったのが「代(しろ。しめ縄を張った四角い空間)」である。中は空っぽ(エンプティネス)であるが、空っぽであることは「満たされる可能性」があるということだ。ここに神様が入る「かもしれない」ということに対して祈り、信仰が生まれた。
・代に屋根がつき「屋代(やしろ)」になり、鳥居が導入としてのエンプティネスとなり、神社となった。祈る者は、神社のエンプティネスに対して自分の願いを投げ、そこに神と一緒に入れることで、成就を願ったという。
・一方で海外では権力の象徴としての豪華さ、複雑さが良しとされていた。中国の土器も、インドの神殿も、イギリスの宮殿も、豪華で込み入った紋様が刻まれたものだった。今から150年ほど前に、人民が権力から自由になったときに、より用に即したデザインとして「モダニズム」が発生し、「シンプル」が発見された。
・日本では、応仁の乱以降、侘び寂びという観念が生まれ、茶室や庭等にも、よけいな物を置かない、空っぽなものが使われた。空っぽであることにより、何にでも見立てられる。そこにアイコンタクトのようなコミュニケーションがある。
・シンプルとエンプティネスは異なる。シンプルとは余分な飾りを排したもの、エンプティネスとは受け手によって変容するものである。例えば、18歳向けのシンプルさ、50歳向けのシンプルさ、ということがあるかもしれないが、エンプティネスは18歳の人にも50歳の人にも自分のものとして受け入れられるようなイメージ。それが無印良品の広告戦略のコンセプトにもなっている。

・・なんかところどころ抜けてるような気もするけど。
質問の時間に「アップルの製品はエンプティネスですか?」(アップルストアだったから)と聞いたら、苦笑されながら、「アップルの製品は手強いです」と言っていた。
iPhone/iPodTouchなんか、完全に器として設計されてるものだしね。
最初の方に「世界の均質化が危険だ」というようなことを言っていたけど、エンプティネスも均質化している例がiPhone/iPodTouchなのかな、と帰り道に思った。

ということで有意義なギャラリートークだった。追って「白」も読んでみたい。

Jazz Icons (DVD)

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http://www.jazzicons.com/

Jazz IconsというライブDVDのシリーズがある。
1960〜1970年頃のジャズジャイアンツの、なぜかヨーロッパでの演奏を収めたものだ。
春頃だったか、ナイジェル・ケネディーさんの映像を探していて、ついでにこのシリーズのコルトレーンのやつを購入したのだった。
そしたら、その映像があまりにも良くて、他の作品もいっぱい買ってしまった。

まだ買っただけであんまり観てないんだけど。
モンクは、改めて天才だなーと思った。あの変態的な弾き方には圧倒される。チャーリー・ラウズが観れたのもよかった。
デクスター・ゴードンはいい男すぎてびっくりした。俳優か。
チェット・ベイカーは、64年と79年の違い(たぶんドラッグによる)が激しすぎてびっくりした。1曲だけ、歌っているところが観れてうれしい。
あとはまだこれから。

この、DVDをいっぱい買ったのもまあ大人買いだけど、今回のオチはこれを観るためにテレビを買ってきたという。笑
ほとんど白黒なので、あんまり画質とか関係なさそうなんだけど。
でも画面が大きいのと、音がいいので(さすがにパソコンは・・w)、快適。
いやー、自分でテレビを買ったのは初めてかもしれん。普段観ないからね。

ちなみに、DVDはあらかたamazon UKで買った。
日本だと4000円くらいするけど、UKだと10ポンド=1600円くらいとか。(確認したら、10本送料込みで127ポンドだったらしい。)

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ALESSI好きの間では、秋になると「スタルク干し」という行事があります。 ※ありません

家の中にあるスタルクの作品を集めてみた。
というのも、最近ふと「スタルクの作品て、生き物っぽいな」と思い当たったので、それを検証しようと思って。
後ろがマガジンラック、左からハエたたき、ジューサー、灰皿、ドアストッパー(のミニチュア)、ボウル。手放しちゃったけど、ミスターモーモーっていうチーズ削りも持ってたっけ。
足がついているもの、植物みたいなもの、人、とやっぱり生命を感じるものばっかり。ハエたたきに至っては(写真ではわかりにくいけど)顔までついてる。
思うに、子どもが考える空想の生き物みたいなのが、その自由さを残したまま、生活用品の機能を取り入れたような感じじゃないか。

で、こんなに並べといて説得力がないけど、僕は別にスタルクのファンというわけじゃないし、愛用してる物もない。
ただ、どうしても気になってしまうというか、同じ部屋の住人のような、そんな存在感があると思う。
でも不思議と、さほど使いたくはならない。笑
そこが、スタルクファンにならない理由かもしれない。

ALESSI以外のメーカーでの仕事はどうかと言うと、僕も使っているこの時計はとてもミニマルだし、カルテルでの仕事、Flosでの仕事、ドリアデでの仕事、どれを見てもこういう有機的な特徴は無い。
そうしてみると、やはりALESSIとスタルクの出会いは、希有だったんだなあと思う。

ちなみに、いつか手にしてみたいのはスタルクが作ったザル
素晴らしい作品だけど、6万もするからなあ。笑

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パンク侍、斬られて候 (角川文庫)

茂木健一郎さんと町田康さんの対談が面白かったので、小説を読んでみた。

・・なんじゃこりゃ。滅茶苦茶だ。
時代小説なのに、登場人物がポジティブとか英語を使うし、変な新興宗教「腹ふり党」が出てきて腹を振るし、登場人物の台詞は異常に長いし、超常現象は起きるし。

序盤は、昔流行った「OL版・源氏物語」みたいな、現代の雰囲気と時代物のミスマッチが面白いのかと思っていた。(だとしたらつまらんなあ、と思っていた)
中盤は、この滅茶苦茶っぷりが一種のアートなのかと感心していた。
そして読み終えて。自分の足元がぐらつくような感覚があった。
設定の滅茶苦茶な時代劇のストーリーが、僕らの暮らしているこの世界と大して変わらないんじゃないか、という気がしたからだ。
そのやり方も、ギリギリまで破綻したストーリーを紡いでいるふりをして、最後の最後にまっすぐに突っ込んでくる。この変化がうまいと思った。
なんか、やられた感でいっぱいだ。。

「告白」という作品も買ってあるので、こんどはそれを読もうかと。

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21_21 Design Sight

昨日の話。
ピカソの前に行ったのが、この「Second Nature」展だった。
というか、吉岡さんのトークショーがあって、それを聴きに行ったんだけど、あんまり・・という感じだったので、気を取り直してピカソ展に行ったという。

トークショーは、10分も聴いてないなりの感想としては、多分司会の仕切りが悪かった。
なんか序盤にして早くもグダグダな空気になっていたので、トークは諦めて空いてるうちに展示を観ることにした。
カンバナ兄弟の椅子、ロス・ラブグローブさんの変な立体物、そして吉岡さんの「ヴィーナスの椅子」が印象に残ってるかな。展示作品については、サイトでも紹介されている。

ヴィーナスの椅子の結晶は綺麗だった。ピラミッドみたいに、きれいに育ってるの。
あれ、何でできてるんだろう。「自然の結晶」としか言わない・書かないというのは、多分企業秘密なのか、知られたらかっこ悪いイメージの素材か、どっちかだろうな。アンモニアの結晶です、とか。ヴィーナスなのになんか臭そう、みたいな。笑
化学をやってる人なら、一見してわかるんだろうけど。

でもまあ、総じてそんなに面白くはなかった。ボリュームが足らないんじゃないかな?
早い人だったら、10分くらいで終わっちゃう量だと思う。

とか言うわりに、21_21に何度でも入れる会員(年会費3000円くらい)になったので、通りすがりにまた行ってみよう。
最後の方とか、結晶が育ちすぎてえらいことになってるかもしれない。笑

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サントリー美術館

こないだ行った国立新美術館のピカソ展に続いて、サントリー美術館のピカソ展へ。こちらは人物画を中心とした構成ということらしい。

が、ミクシィとかで既に行った人の感想を読んで知っていたのだけど、サントリー美術館の方は点数が少なくて、ちょっと物足りないらしい。で、それはそのとおりだった。笑

点数が少ないだけじゃなくて、ちょっと不満だったのが、ガラスケースの中に絵が飾ってあること。会場が暗いから、正面に立つと自分が映り込んで見づらいし、何より絵との間にフィルターがあるようで、絵のパワーか何かがスポイルされてしまっているような気がした。
とりあえず、これから行く人は黒っぽい服を着ていくことをおすすめする。

そんな感じで文句ばっかり書いたけど、そこはやはりピカソ。
その前まで普通にショッピングをしていて、ちょっと浮かれ気味だった気分も、1枚目の絵の前に立つと、一気に静まり返ってしまった。
まあ、1枚目の絵っていうのが、自殺した友人の死顔を描いたという暗い絵だったせいもあるけど。

展示のクライマックスは、終盤の「抱擁」「接吻」「画家と子ども」あたりかな。
どの絵も水色がうまく使われていて、それでサントリー美術館のピカソ展のVIは水色なのだなあ、と納得。
同じ部屋には他にも大きめの作品が並んで、見応えがあった。

会期はまだ2ヶ月弱残ってるから、やっぱりもう一回国立新に行こうと思う。
でも終盤は混みそうだから、11月上旬くらいかな。

ALESSI日記 51 / momento

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アルド・ロッシさんのデザインによる時計、momento。1987年デザイン。
今も壁掛け用が販売されている。腕時計は廃盤になっているみたい。(海外では復刻版が出ている)
文字盤の書体が読みやすく、雰囲気もあっていい。
本当は銀色の部分はきれいな鏡面のはずが、傷がついてしまってサテンのようになってしまっている。それもまたよし。笑

この時計はちょっとした仕掛けがあって、ムーブメントが後ろから取れて、別売りの鎖付きケースに入れると懐中時計にもなるらしい。さすがアルド・ロッシ。
ロレックスだのオメガだのフランクミューラーだのには全く興味がないけど、こういう時計にはクラッと来てしまうなー。

エッセイ / 柳宗理

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柳宗理 エッセイ

日本を代表するプロダクトデザイナー、柳宗理さんによるエッセイ集。
2003年初版だから、そんなに古い本じゃないかな。
とは言っても内容はけっこう古いものが多くて、1950〜1990年代くらいに、新聞や雑誌に掲載されたエッセイが集められている。
序盤はデザインの概念的なエッセイ、中盤は世の中にあるすばらしい製品を具体例にしてのエッセイ、後半は世界の民芸品やご自身の家族に関するエッセイ、と内容は多岐にわたる。

僕が特に興味深く読んだのは、序盤のデザイン論的なエッセイ。
時には辛辣なことを書きながらも、デザインの社会的な存在意義について真摯に考える姿勢には、頭が下がる思いがした。
ものを作る、ということに対してもとても真剣に考えていて、例えばドイツに行ったときに椅子のデザインを依頼された際、「その土地の文化も理解せずに、土地の人が使うものはは作れない」と依頼を断ったエピソードなど、ただただ感心してしまった。

柳さんの作品はレードルとトングしか持っていないけど、本当に使いやすい。
悪いけど、うちの台所では、ALESSIのジャスパー・モリソンがデザインしたレードルとは、比べ物にならない活躍っぷりなのだ。
その違いが、この本に現れているように思った。

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NICOLA CONTE JAZZ COMBO

2年半ほど前にThe Five Corners Quintetのライブを観に行ってから、また観たいなーと常々思っていた北欧のジャズメンたちが、NICOLA CONTE JAZZ COMBO名義で来日するというので行ってきた。
TFCQのメンバーはサックスのティモ・ラッシーさんとドラムスのテッポ・マキネンさん。加えてLTCのピアノとベース、あとアルトサックスとヴォーカル、そしてギターのニコラ・コンテさん。7人と、わりと大所帯。

祝日だったこともあって、ちゃんと早めに行って、最前列をキープした。

ところが。肝心のライブがいまいちだった・・。

いままでブルーノートで聴いた中では、一番不完全燃焼だったかもしれない。
・編成の問題?ピアノが全然聴こえなくて、バランスが悪かった。
 リーダーのニコラさんもギターでコードを弾いてるので、ピアノとかぶってる。
 そのせいで、ピアノのボリュームが絞られていたのではないかと想像した。
 結果、リズムとホーンが分離して聴こえていたように思う。
・ヴォーカルをフューチャーした曲が多かった。3曲だけかな?ヴォーカルなしでやったのは。
 もうちょっと、ヴォーカルなしの曲を聴きたかった。(レパートリーだからしょうがないか)
・あとは、なんとなーーくだけど、凄みが感じられなかった。

というところかな。途中から違和感がやたら気になっちゃって、入れなくて残念。
もちろん、最前列で観ることができたし、ドラムスのテッポ・マキネンさんの演奏は好きだし、良いところもあったんだけど。

あとは、客層が全然ジャズっぽくなかったような。
カップル多くて、全体的に若くて。やっぱり、いわゆるジャズとは違う広がり方をしてるんだなーと思った。

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家にあるプランツ達、エレンベルギーとノンリーフ・ストレリチアと、モンステラの植え替え。
ほんとは9月中にやりたかったのに、なんだかんだ10月になってしまった。

■エレンベルギー
2006年8月 購入
2007年5月 植え替え 2007
2008年4月 植え替え2008春

育て始めて2年ちょい。こんなに大きくなりました。春に調子を崩したのからは無事復活したみたい。危ない危ない。
もはや幅が1.2mもあり、ちょっと邪魔と言っていいサイズになってきた。
最低気温が10度切ったら室内で管理しないといけないから、冬場は特に置き場に困る。しかも葉っぱが尖ってるから、ボッサがうっかりケガしないか怖いんだよね・・。まあ葉先をちょっとづつカットして、丸めてはあるんだけど。
幅2mとかになったらどうしようかなあ。温室が必要だ。笑

■ノンリーフ・ストレリチア
2006年5月 購入
2007年5月 植え替え

これも育て始めて2年半くらいかな。
また去年より10cm伸びて、一番長い葉が98cm。次は1m越えだ。
こいつはほんとに成長が遅い・・。

■モンステラ
こないだ鉢を倒して、支柱を折っちゃったので植え替え。
順調に育成中。

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モディリアーニ 真実の愛

モディリアーニを描いた映画「モンパルナスの灯」を観ようと思ったら無かったので、これを借りてみた。2004年の作品だとか。

ピカソがちょこちょこ出てきて、モディリアーニとケンカしたりしてるんだけど、ほんとにそういうことがあったのかな?
ピカソとモディリアーニが、車に乗ってルノワールに会いに行ったりさ。笑
一応、最初に「この作品に出てくるエピソード等はフィクションです」という断りが入るんだけど。

クライマックスでは絵画コンテストにモディリアーニとピカソが参加して、ピカソがモディリアーニをモデルにした絵を描ていた。それがまた、すごい変な絵。笑
昨日ピカソ展に行ったばかりだから、なおさら違和感が・・。

Lampadina/Flos

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Lampadina

Alessiにも多くの傑作を残しているアキッレ・カスティリオーニによる照明。
お手頃なので買ってみた。

大きい電球に、映画のフィルムを巻くリールが台としてくっついているというデザイン。
電球には、目に残像が残らないように一部フロスト加工がされている。
とてもシンプルだけど、コードをリールに巻き取るときに、ちょっとだけクスッと楽しい気持ちになる。
なんでリールかって言うと、もともと映画会社のノベルティとしてデザインされたかららしい。1972年のこと。

今、彼について書かれた本を読んでいて、とにかく道具がどのように使われるか、ということにものすごいバイタリティで取り組んでいた人らしいんだけど、この照明からもその片鱗が伺える。
コードを巻き取る機能を持った電化製品は多々あるけど、巻く→リールっていう発想で電球の土台としてくっつけちゃうっていうのがね。すごい自由だなあ、と思う。
しかも映画会社の依頼っていうお題をうまく使ってるし。

それはそうと、時代は蛍光灯型電球にまっしぐらだけど、こういうデザイン照明に使われてる白熱電球はどうなっちゃうんだろう。
これとかは専用電球だからいいかもしれないけど、世知辛いですなあ。

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ポール・ランド、デザインの授業

IBMのロゴ等を作った、故ポール・ランドさんの講義録。
80ページくらいの薄い本なので、すぐ読めた。
が、深いことが書かれているので、一度読んだからいいや〜、という本でもないかな。
手元に置いて、ときどき読み返したい。

何ページか、印象に残った部分を抜粋。 1 2 3

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10/4からサントリー美術館と国立新美術館で、ピカソの展覧会が始まった。
サイトによると「パリ国立ピカソ美術館の改装に伴って実現した国際巡回展の一環で、国内で最大級のピカソ展です。両館合わせて約230点が展示されています。」とのこと。
ちょうど代休を取れるタイミングだったので、混雑する土日を避けて国立新の方に行ってきた。
国立新は、ピカソの生涯を通じて変わり続けた作風と、作品と切っても切れない女性遍歴(ミューズという、いい響きの言葉で表現されていたけど笑)を追った展示。

いやーーー、ほんと良かった・・。
腰さえ痛めてなければ(仕事中の姿勢が悪いらしい)、一日だって居れるくらいの素晴らしさ。
会場は年代別に大きく9つのエリアに分かれていたんだけど、それぞれの作風もガラッと違うから、飽きることもない。
というか、ちゃんと観ても、わかったような気にすらなれない。ただただ、すごかったなあ・・みたいな。
作品では「カンヌ湾」「肘掛け椅子の女」あたりが印象に残ってるかな。

帰ってからも熱が収まらず、図録を見たり、以前買ったままになってた「ピカソ -天才とその世紀-」を読んだり、なぜかモディリアーニをテーマにした映画のDVDを借りて来たりと、刺激を受けた展覧会だった。

サントリーの方も行って、できればもう一回国立新のを観に行きたい。
両方とも、12月14日まで。

iPod touch

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iPod touchを買った。
ほんとはiPhone買おうとしたんだけど維持費が高いのが気になって躊躇していた所に、touchが値下げして衝動買い。このパターンの人は僕を含めたくさんいるんじゃないかと思う。

で、1ヶ月弱かかってやっと今日到着。
これはいいおもちゃだなー。おもしろい。アプリとかいろいろ入るし。
無駄に使い倒して、ちょっとモバイルライフを充実させてみようかと思っている。公衆無線LANのサービス使ってみたりとか。

とか言いつつ、電車乗らないからあんまりいじる機会もないんだけど。

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