2009年11月アーカイブ

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オリヲン座からの招待状 [DVD]

昭和30年代、小さな映画館を切り盛りする夫婦と、転がり込んできた弟子、それをとりまく人々と、時代の移り変わりを描いた作品。出演は宮沢りえ、加瀬亮、宇崎竜童など。
メインテーマの「Place To Be」を上原ひろみさんが手がけていることから、この映画の名前を知っていて、たまたまレンタルしてみた。

Amazonのレビューでは 「日本版ニューシネマパラダイス」等と書かれているが、確かにそんな節はある。でもあちらは老人と子供の交流を描いたもの、こちらは男女の純愛を描いたものなので、印象としてはだいぶ違ったかな。
すごい盛り上がって大感動、というわけではないけど、ちょっとした仕草からもお互いを想っていることが感じられたりして、切なかった。

上原ひろみさんが泣きながら「Place To Be」を演奏する動画をYouTubeで発見。
これも映画に合った、抑えられたいい演奏です。

ヴェニスの商人

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ヴェニスの商人 [DVD]

DVDで観た。
シェイクスピア原作の有名な戯曲を映画化した作品。原作は1594年頃に書かれたのだとか。
マイケル・ラドフォード監督、アル・パチーノ出演。
あらすじはwiki参照。
wiki

契約を盾に無理を通そうとする強欲な商人シャイロック(アル・パチーノ)を、正義側のポーシャが頓知を使ってやっつけるという、小気味よい話。
しかしヤマ場では若い女性が二人で男装して、法廷でシャイロックを断罪するものだから、「みんな普通気づくだろ!」とついツッコミを入れたくなるけど、まあそこは昔の劇ということで。

この作品では、シャイロックに対して同情的な演出がされているらしく、人種差別的な迫害を受けているような表現もある。
もちろん、本当にそうだったのだろうけど、昔はそれが当たり前だったっていう。
時代は変わるし、その中で受け継がれている物語も、役割や解釈が変わって行くのだなあと思った。

ちなみに敬愛する手塚治虫先生も、「ベニスの商人」を書いているらしい。(「虹のプレリュード」に収録)
知らなかった。今度ブックオフで探してみよーっと。

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レパントの海戦 (新潮文庫)

1571年のトルコ対ヴェネチアの地中海の覇権をかけた海戦を、様々な角度から描いた塩野七生さんによる歴史小説。1987年刊。
この本は、イタリアに旅行に行く時に持って行って滞在中に読んだので、ひときわ特別な気持ちで読んだ。
あまりこういうジャンルの本は読まないのだけど、当時はこういう船が主流で、こういう戦法で・・という時代背景的な部分と、登場人物の思惑が交差するところが楽しく、一気に読んでしまった。
海戦ということで「平家物語」なんかにも近いかもしれない。那須与一とか。

この本の前に読んだ「コンスタンティンノーブルの陥落」も面白かったし、塩野ワールドにはこれからどっぷり行きたいところだ。
次は「海の都の物語〈1〉--ヴェネツィア共和国の一千年
」あたりかな。
ヴェネチアについてはもっと知りたい欲が強くなっていて、どんな国だったのか、どんな人がいたのか、これからも継続的に追って行きたいと考えている。

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ヴェルナー・パントン展

1ヶ月くらい前に観に行った展覧会。
ヴェルナー・パントンさんは、デンマークのデザイナーです。
かの有名なパントンチェアをはじめとして、照明、椅子、テキスタイルの展示が前半。
後半は空間全体に及ぶデザインワークを写真と展示で見せていた。これが圧巻。
天井まで特徴的なオブジェクトで埋め尽くされているので、非日常感がすごかった。
それを体験できる空間として、↑の写真の「ファンタジー・ランドスケープ」が展示されていた。
この布でできた洞窟みたいなやつは、1970年にデザインされたらしいんだけど、もはやインテリアというかなんというか・・。でも入るとすごく楽しくて、展示の中でも印象に残るものだった。
他の空間作品は写真でしか見れないものも多かったけど、さすがにしょうがない。

最後にヴィデオの展示があって、これはヴェルナー・パントンさんへのインタビューを収録したもの。
その中で印象的な言葉があったのでメモしてきた。

「サクセスとは、完成したものを一瞬いいと思うこと。
ーーちょっとだけ、ね。完全にではありません。」

「大切なのは途上にあるということ。やってみること。悪意のない無関心より重要です。」

やはり強い探究心があるから、あのような革新的な作品が生まれたのだ、ということがよくわかるヴィデオでした。

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