
モディリアーニと妻ジャンヌの物語展
観てきた。
モディリアーニという人をいままで意識したことがなくて、こないだの「異邦人たちのパリ」で初めてちゃんと観たんだけど、良かったので、Bunkamuraも行った。
この展示は半分は奥さんのジャンヌさんの作品だった。奥さんも画家だったんだそうな。
ちなみにモディリアーニ氏は30代のころパリの画壇で名声を成すも、35歳のとき病気で急死。その2日後に奥さんのジャンヌさんは6階から飛び降り、お腹の子もろとも命を落とした・・というのがこの二人のイメージをドラマティックなものにしているらしい。
それで、今回はそのジャンヌさんの絵が、遺族のところから大量に発見されたそうで、それを展示しつつモディリアーニ氏との関係を読み解く、的な展示だった。前置き長。
で、観た感じは、ジャンヌさんの絵は普通・・っていうかまだハタチそこそこだったらしいから、しょうがないのだろうけど、いろいろ試してる途中、発展途上、っていう印象だった。
説明書きでは「一流画家と並ぶ程のデッサン」とか書いてあったけど、そうなのかなー?こう、ビビッとくるものがなかったけども。
モディリアーニ氏の作品はさすがというか、良かった。
彼のデッサンが僕は大好きで、フォルムだけを柔らかい曲線で描いて、顔は見えるか見えないかくらいにうすーく描いてあるようなやつ。なんかずっと観てても飽きなかったな。
油絵は、男性になるとやっぱり線がゴツゴツしているような気がして、女性を描いたものの方が良かった。
あと手がなんか印象的だったなあ。大きいのかな?あれは。それか全体に単純な線が多いのに手だけ複雑だからとか・・。わからんけど。
ジャンヌさんの最後の作品は、自分の胸をナイフで刺している水彩か何かだった。モディリアーニ氏が亡くなってから描いたのかわからないけど、あれはさすがにいたたまれなかった。
もう娘もいたというのに、しかも二人目を妊娠してるのに、死ぬことないじゃん、て思うけど、そのへんが良くも悪くもアーティスト的なジャンヌさんだったのか、たくさんの試練を越えて子どもを二人育てていくという責任を負うには若すぎたのか・・。
ということでわりとダウナーな展覧会でした・・。
モディリアーニ氏は一時期、彫刻もやっていたそうなので、今度はそれも観たい。
・・と思ったが、箱根彫刻の森美術館でちょっとだけ観たことがあったっぽい。