book: 2008年1月アーカイブ

ビタミンF / 重松清

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重松清さんの「ビタミンF」を読んだ。直木賞受賞作だそうな。

7つの作品からなる短編集で、どのストーリーも主人公は30代後半〜40歳の男性。「家族」という妻や子供との関係を描いている。
現代性がある作品群だと思った。主人公はみんなサラリーマンだったし、いじめ、離婚、若者の暴力、なんかがテーマの話もあった。

僕は33歳なので、あと3〜5年くらいしたらこの小説に出てくる主人公と同じ年代になるわけだけど・・。まだ家族もいないせいか、あまり実感は湧かなかったな。
また、自分の妻や子供がいる人が読んだら、感想も違ってくるんだろうなーと思う。
でも、面白かったけど。全般的に。印象に残ってるのは、両親の離婚を描いた「母帰る」かな。
本棚にしまっといて、30代後半になったらまた読んでみよう。

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あと56冊。

芸術の神様が降りてくる瞬間

プロフェッショナル 仕事の流儀」の司会で、脳科学者である茂木健一郎さんの対談本。
BS日テレでやっていた「ニューロンの回廊」という番組を書籍化したものなのだとか。
対談の相手は町田康さん(作家、ミュージシャン)、金森穣さん(ダンサー)、山下洋輔さん(ピアニスト)、立川志の輔さん(落語家)、荒川修作さん(建築家)。

町田康さんの章は・・最初だったからちょっと忘れたけど、なんか頭が良さそうな侍、というか。潔さそうな印象がある。本を読んでみるのが手っ取り早いんだろうな。読もう。

金森穣さんの章は、webばっかりやってる僕にとって身体感覚というのはすごく興味深いというか学びたいものなので、面白かった。普段、身体の使い方なんて意識することないもんな。

山下洋輔さんの章は一番理解しやすかった。いつもジャズを聴いてるしね。
インプロヴィゼーション(即興演奏)について、素人の茂木さんが演奏に参加して説明してることで、演奏者の感覚がわかりやすい文章になっていると思う。やっぱり音楽だけでコミュニケーションできるっていうのは凄いね。

立川志の輔さんの章はとにかく面白くって。何度も笑ってしまった。
対談の中に出てくる「ディアファミリー」っていう落語、面白そうだったなあ。なんかで調べて、聴いてみようかなあ。

荒川修作さんの章は、かなり哲学的というか概念的で、ほんとわけわからんかった。
この本に出てくる人の中でも、一番ぶっ飛んでてアヴァンギャルドだったと思う。
でもなんか、気になるなー。
あと、話の内容よりも荒川さんという「人」が。「考えてみてよ」「力を貸してくれないか」「すぐやってくれないか」なんて言葉が口癖のように出てきたと思うんだけど、そういう言葉の使い方とか端々から、荒川さんの直球さというかピュアさみたいなものを表してるように感じた。

本全体としては、いろいろなジャンルの人の対談をまとめて読めて、面白かった。よく知らない人ばっかりだったし。ここから、また掘り下げていける人もいるだろうな、と思う。
ただ、書名の「芸術の神様が降りてくる瞬間」はあんまり明確になってない気がするけど。

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あと57冊。
正月休みだったから、本を何冊か読めてよかった。
あと、今年の目標とした「読書増」「体重減」を実現するために、しばらく通勤の手段を電車にしてみようと思う。電車にすれば多少歩かざるを得ないし、移動中に本も読めるかと思って。どうなるか。

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アルゼンチンババア

よしもとばななさんのアルゼンチンババアを読んだ。

とてもシンプルな本で、爽やかな感じがして好感が持てた。

シンプルなのは、ストーリーはもちろん、文体や演出、本のデザインまですべて。
なんか、読んでて拍子抜けしてしまうくらいアッサリしてた。
よしもとさんは演出することによって、一見ドラマチックになるけども、そのぶん日常性が失われることを嫌ったのではないかと思う。
内容にも、その方が合っているように思った。

あとは本文デザインを中島英樹さんが、表紙と中のイラストを奈良美智さんが手がけているのもすごい。
奈良さんの絵はちょっとルーズな感じでアルゼンチンババアの世界観を作ってるし、それを本文と混ぜないで、絵は巻末に纏めたのもいいと思った。
ストーリーが終わったあと、奈良さんのイラストがバーっと出てくることで、もう一度ストーリーをたどっているような気がした。
小説家、イラストレーター、デザイナーの、コラボレーション作品として見ても、面白いかも。

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あと58冊。

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くちぶえ番長/重松清

明けましておめでとうございます。
正月はボッサを実家に預け、白金の別宅で過ごしてます。仕事して、読書して、勉強して、とわりとストイックな感じで。
もう何年もマンション暮らしだったから気づかなかったけど、一軒家ってほんと静かなんだね。
このシーンとした感じが、ホテルみたいで、最近気に入っている。考え事や読書をするにはピッタリ。
大きい道に面してないし、ボッサが居ないっていうのもあるかもしれないけど、壁の向こうの人を意識しないっていうことが、なんかリラックスさせてくれる気がする。

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今日読んだこの本は、重松清さんのわりと新しい作品。「小学4年生」に連載されていたものに加筆したもの、とのこと。
どっかのブログで見かけて、なんとなくamazonで買ってみた。とても良かった。

「ぼく」のクラスに転校してきたマコトという女の子と過ごした1年を描いた作品。
社会見学、プール、運動会、いじめっ子との戦い・・。いろんな出来ごとを通して、マコトとの友情が育って、「ぼく」が成長していく。
純粋で、ちょっと切ない話だった。
というか、ほんとにツボに入ってしまい、半分くらい目に涙を溜めながら読んだ。
マコトが見習わないといけないくらい強くて、けなげで、感動してしまって。

あとなんか懐かしい感じがしたのは、例えば学校の帰りに神社の杉の木に登っているマコトとか。きょうび、神社の杉の木に登る、なんて風景はあるのだろうか・・と思いつつ、だからこそ今の小学4年生がこの話を読んでくれて嬉しいなあ、と思った。
実家のお隣の子どもが来年4年生になるはずだから、この本あげよう。

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今年の抱負は
・PLANの手紙を月一回書く
・本を60冊読む(月5冊)
・体重を60kg台で維持
かな!
3コ目が大変なんだ・・。

そうだ、本については、ブログのエントリーの最後にあと何冊か書くことにしよう。
そしたら、進行具合がわかる。
ということで、あと59冊。

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